日本ハム大谷翔平投手(19)が、「台湾代表」になって侍ジャパンに熱い視線を送った。沖縄・国頭での秋季キャンプ休日の8日は、室内練習場でフリー打撃、ネットスローの自主練習。「カメラがない方がやりたいことができる。1人でやりたかったので」と、報道陣をシャットアウトしての非公開練習で汗を流すと、夜は小久保ジャパンの戦いぶりをテレビ観戦した。
だが、ファンの目線とは違う。「嶋さんとか捕手の配球とか、(日本の)打者の特徴を勉強したい」。日本代表の攻撃中であれば台湾の投手目線となって、逆に日本の投手がマウンドにいるときは、自分が打席に立っているイメージで研究する。代表選手たちのプレーを盗むというよりも、来季実際に対戦するときのための参考にする考え。「メモはさすがに取らないですけど、見て、感じたことを次につなげていきたいです」と、早くも来季を見据えている。
特に来季は、投手起用が優先され、ローテ入りが最低条件になる。「今はルーキーなので捕手の配球通り、テンポよく投げたいと思っています」と言うが、しっかりと実績を積み、ゆくゆくは自らも投球の組み立てを考えていくつもり。だからこそ、これからの野球界を背負っていくであろう、ヤング侍たちの研究は、今後の大きな財産にもなる。今回は代表入りから漏れた「二刀流」ルーキーが、国内で力を蓄えている。【本間翼】



