<アジアで羽ばたけ
楽天秋季キャンプ:15日シリーズ開幕>
アジアで羽ばたけ、ヤングイーグルス!!
日本一に輝いた楽天は、15日から台湾でアジアシリーズを戦います。8日には、岡山・倉敷で秋季キャンプがスタートしました。同シリーズでアピールを狙う若手選手を紹介します。第1回は東北福祉大出身で、入団3年目の阿部俊人内野手(24)です。
阿部は燃えている。アジアシリーズへの意気込みを問われると、「最大でも4試合。全打席でヒットを打つ。それぐらいのつもりで行きます」と即答した。今季は故障もあって出遅れた。1軍に上がったのは8月で、22試合の出場にとどまった。打率も2割1分1厘。納得できない成績だからこそ、アジアシリーズは「この時期に試合ができる。最後のアピールの場になる。来年につながるようにしたい」と捉えている。
超えなければいけない存在がいる。同じ二塁を守る藤田だ。星野監督が12球団一と認める守備力で、ゴールデングラブ賞に輝いた。高い壁ではあるが、阿部は同じポジションであることをプラスに考えている。「ノックを一緒に受けていても、藤田さんの動きが勉強になります」と、秋季キャンプ初日のこの日も、藤田の一挙手一投足を追った。鈴木内野守備走塁コーチも「阿部は守備が数段、うまくなった」と認めている。
藤田といえば、日本シリーズ第5戦で左ふくらはぎに死球を受け、涙ながらに交代したシーンが記憶に新しい。阿部は「熱くなりました。グッと来るものがありました」と、先輩の気迫あふれる姿に心を突き動かされた。その日本シリーズには2試合に出場したが、打席は回ってこなかった。若手が中心となるアジアシリーズでは、チャンスをもらえなかった日本シリーズの分も打ちたい。「全打席で打つ」と言ったのには、そんな思いが込められている。【古川真弥】
◆阿部俊人(あべ・としひと)1988年(昭63)12月23日、仙台市生まれ。0歳で東京都に移住。小1から野球を始め、花咲徳栄高(埼玉)では2年夏の県4強が最高。東北福祉大では1年春からレギュラー。秋季リーグで4年連続ベストナイン。10年ドラフト3位で楽天入り。右投げ左打ち。180センチ、73キロ。



