仙さんメールで猛アプローチ!

 楽天が18日、広島からFA宣言した大竹寛投手(30)と広島市内のホテルで初交渉した。夕食を共にしながら2時間近くに及んだ交渉。アジアシリーズで台湾遠征中の星野監督から送られた携帯メールを、口説き文句にした。

 立花球団社長は前日17日夜、指揮官から1通のメールを託された。「真っすぐで強気に押すスタイルでローテを守ってほしい」。携帯画面を直接見せられた大竹は、「緊張しました。すごくありがたかったです」と表情を緩ませた。

 立花社長

 ゴロを打たせる投手でホームランを打たれにくい。(ヤンキースの)黒田選手に近い評価です。パ・リーグの方が球場が大きいし、勝つ可能性が高いと思っています。

 楽天は遊撃松井、二塁藤田を中心に堅い守備力を誇る。同社長は「うちの内野手はリーグを通してもいい数字を出している」と独自のデータを披露しながら、持ち味は仙台で生きると訴えた。条件面は出来高払いなども含めて3年6億円前後を提示したとみられる。すでにソフトバンクは推定で4年最大総額8億円を提示した模様で、今週中には巨人も初交渉に臨む可能性がある。資金面、環境面を考えればソフトバンク優位の情勢だが、「聞き入るというか、熱意がヒシヒシと伝わってきた」と大竹の心を動かした。【佐井陽介】