日本ハム栗山英樹監督(52)が、不朽の名作を、来季巻き返しを図るチーム作りの指針にする。20日、富良野市で、親交のある脚本家・倉本聡氏(78)が主宰する富良野自然塾に参加し、植樹活動などを行った。80年代に放送された人気ドラマ「北の国から」を手掛け、北海道に根ざす同氏の考えに触れた指揮官は、チームが目指すべき道を、名作に重ねた。
チームが進むべき道を、栗山監督が「名監督」に学ぶ。富良野自然塾で自然を学び植樹を行った同監督は「ヒントをもらったし、勉強になった」と充実した表情を浮かべた。そして、倉本氏の代表作「北の国から」に思いをはせた。「北海道のみなさんの心の中に入り込んでいる。ファイターズもそうならなければ。まねしてでもいいから、ついていって、そうならなければいけない」と続けた。
「北の国から」は、富良野を舞台に80年代に放送が始まった。田中邦衛演じる黒板五郎を中心とする人間ドラマと、北海道の自然を描く名作で、全国にもファンは多い。栗山監督もそのひとり。「13、14年前に栗山町に来た経緯も倉本先生がいたからだし、北の国からがなかったらこうはなってない」と言う。
シリーズ作も含めすべて視聴率20%を超えた人気ドラマに対し、今季、移転後初めて最下位に転落した日本ハム。倉本氏からは「来年もやるんでしょ?」と厳しいツッコミを入れられ、同監督は「このままじゃ辞められないです」と応じ、リベンジを期してメガホン…ならぬ采配を振るう。
純、蛍…、登場人物の愛すべきキャラクターが特徴的だが、日本ハムにも中田、大谷らスター選手がいる。彼らの活躍と、一生懸命な姿勢、スリリングな試合展開に勝利がプラスされれば、必ず多くのファンの心をつかんでいく。
栗山監督
北海道に愛される、原点に立ち返らないと。一過性のものじゃなく、生活の一部にならないといけない。
指揮官が描く新作「2014
王座奪還」を、ファンは楽しみに待っている。【本間翼】



