中日が来季の新外国人としてメキシカンリーグ所属のアンダーソン・ヘルナンデス内野手(31=ドミニカ共和国)をリストアップしていることが21日、分かった。両打ちで二遊間を守る。メジャーではメッツ、ナショナルズなどでプレー。6年間で通算240試合に出場し打率2割4分1厘、4本塁打、60打点の成績を残している。

 井端が退団し二遊間は補強ポイントとなっている。遊撃は、三塁から本格コンバートされる高橋周らで激しい争いが予想される。二塁にも復活を期す荒木がいる。ただ、それぞれ守備面やコンディションに不安が残る。経験ある元メジャー加入となれば心強い。

 現在、森ヘッドコーチがドミニカに渡りウインターリーグを視察し新外国人の獲得作業にあたっている。出発前、同コーチはバックアップも含めた内野手補強の可能性にも言及していた。

 ◆アンダーソン・ヘルナンデス

 1982年10月30日、ドミニカ共和国サントドミンゴ生まれ。サントドミンゴ高から01年ドラフトでタイガースと契約。05年にメッツ傘下に移籍し、同年メジャー昇格。その後4球団でプレー。今季はメキシカンリーグで66試合に出場し、11本塁打、41打点、打率2割9分5厘。3A通算9年で106盗塁。175センチ、86キロ。右投げ両打ち。