今季限りで現役引退した元ヤクルトの宮本慎也氏(43)が、社会貢献活動の「生涯現役」を宣言した。22日、プロ野球人の社会貢献活動を表彰する「ゴールデンスピリット賞」を受賞し、都内ホテルでの表彰式に出席した。日本盲導犬協会に、08年から1安打につき1万円の寄付を続けてきた。来年以降について「寄付は年1回はすると思う。一文無しになったとしても、使えなくなったバスタオルぐらいは贈れるでしょ」と活動の継続を誓った。

 07年12月に盲導犬協会を支援するチャリティーコンペに参加し盲導犬不足の現状を知った。「自分が目が見えなくなったらと置き換えたら(盲導犬不足の現状は)怖い。少しでもサポートできれば」と支援を始め、寄付金は6年間で計698万円に及んだ。「普段の生活が野球にもつながる」と「球道即人道」をモットーにしてきただけに「野球の賞に匹敵するというか、よりうれしい」と喜んだ。

 プロ野球選手の社会貢献活動を「やりたいと思えばやればいい。言われてやっても意味がない」と断言する。それでも「最近の選手は意識が高いですよね。僕もずっと続けます」と力を込めた。【浜本卓也】

 ◆ゴールデンスピリット賞

 日本のプロ野球選手の社会貢献活動を表彰する賞で、99年に制定された。各球団と選考委員の推薦者から、毎年受賞者1人を選出する。第1回は松井秀喜氏で、ほかにはレンジャーズのダルビッシュ有投手やカブスの藤川球児投手らが選ばれ、宮本氏で15人目。受賞者にはゴールデントロフィーと100万円が贈呈される。