大田泰示外野手が松井秀喜氏から引き継いだ巨人の背番号「55」が、来季は空き番となることが24日、分かった。

 ◆巨人の背番号55

 50番の駒田徳広、54番の槙原寛己、55番の吉村禎章が「50番トリオ」として活躍した80年代前半に脚光を浴びた。その後、92年ドラフト1位の松井が契約交渉中に55番を希望。復帰した長嶋監督が現役時代の背番号3を並べて33番としたのを受け、高校時代から愛着がある5番を並べたいとし、当時プロ野球記録のシーズン55本塁打にも通じる55番に決まった。松井がヤンキースに移籍した03年以降、55番は6年間封印。08年ドラフト1位の大田がつける際に賛否はあったが、松井の了承もあり継承となった。<巨人背番号55>53年

 久保木清54~58年

 山田幸造59、60年

 古賀寅男61、62年

 野口元三63~65年

 篠崎四郎68~70年

 小平誠次72、73年

 淡口憲治74~79年

 迫丸公勝81年

 上野敬三82~85年

 吉村禎章86~91年

 杉浦守92年

 ケアリー93~02年

 松井秀喜09~

 大田泰示【注】迫丸の74~77年の名前は金次郎