日本ハム木佐貫洋投手(33)が8日、西武伊原監督の“口撃”に直球勝負で応じた。都内のホテルでパーティーが行われ、ともに出席。壇上であいさつを行った伊原監督が「今日は(木佐貫に)お願いをするために来た。うちには1、2度の顔見せ程度でいいから、西武以外でどんどん勝ってくれ」とニヤリ。ユーモアを交えた伊原節だったが、木佐貫は「そこはしっかり勝負させていただきます」と応じ、会場を沸かせた。

 伊原監督が巨人のヘッドコーチ時代、木佐貫は巨人の投手だった。来季は他チームの監督、選手の立場で相対するが「伊原監督は、僕のクセや傾向もわかっていると思う」と警戒感を強める。今季の西武戦は4試合に登板し2勝1敗、防御率2・54と好相性。それでも、木佐貫は「足を使って、スキをつく緻密な野球をされると思う。僕もしっかり対策を練ります」と、早くも来季の対戦に視線を向けた。