マエケンさんと争う!
広島野村祐輔投手(24)が12日、広島市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、2000万円増の年俸6000万円でサインした。2年目の今季は12勝で初の2ケタ勝利を達成したが、右肩痛の離脱もあって防御率3・74。エース格の役割を期待される来季は、今季15勝、防御率2・10だった前田健級の活躍を目指す。
野村の表情に自覚がにじみ出た。来季の目標を問われると、「マエケンさんと争えるぐらい頑張りたいです」と目をギラつかせた。
今季10勝の大竹寛投手(30)が巨人にFA移籍。2日前の10日には絶対的エースの前田健太投手(25)がメジャー移籍希望を表明した。「(メジャーに)行くかどうかは分からないけど、昨日新聞を見て、そういう風に書かれていた。大竹さんも巨人に行かれる。(自分は)本当に頑張らないと、と思います」。1年目は新人王を獲得。2年目は初の2ケタ勝利を達成。3年目となる14年は自らにエース格の役割を課した。
今季は12勝6敗でチーム初のCS進出に貢献。ただ、右肩痛で1カ月近く離脱し、防御率3・74で満足はしない。「去年と同じじゃ、やられる。直球をもうちょっと磨きたい」。今秋からシュート習得に挑戦し、下半身強化から直球のキレを向上させるつもりだ。
昨季172回2/3を投げたイニング数は、今季149回1/3に減少。先発の柱を任される立場としては物足りない。「今年はすごく減ってしまった。長いイニングを投げさせてもらえるということは、いい投球をして抑えられているということですから」と力を込め、来季のフル稼働を誓った。
「初めてCSに進出できてうれしかったけど、巨人に負けたのはすごく悔しかった。胴上げを見てすごく悔しかった」
13年はリーグ戦、CSファイナルステージと2度、東京ドームで巨人原監督が胴上げされる姿を目に焼きつけた。野村自身もプロ2年間で巨人戦3試合に登板し、0勝1敗。20回1/3で自責点9と打ちこまれている。23年ぶりのV奪回へ、G倒は避けて通れない壁。「勝ちたいですね」。野村はしみじみ呟いた。【佐井陽介】



