「おかわりサンタ」の西武中村剛也内野手(30)が15日、子供たちにプロ野球新記録の61本塁打をプレゼントすることを誓った。都内のマクドナルド総合研究施設を訪問。「何本、ホームランを打ちますか」と書かれた質問用紙に「61本」と書き込んだ。「今年更新されたので、目指すのはそこ。そこを目指さないといけないなと」とサンタ姿で堂々と宣言した。

 子供たちの無邪気で真っすぐな姿が、2児のパパの「おかわりサンタ」を燃え上がらせた。闘志は内に秘めるタイプだが、約3時間、じゃんけん大会やトークで交流を深め、新記録に挑戦する意欲が心の中に湧いてきた。「球場でおかわり君と言ってくれれば、やる気も倍増しますし、頑張ろうという気持ちになる」と話し、ヤクルトのバレンティンが作ったプロ野球記録の更新で、その声に応える決意を固めた。

 食の大事さも伝えた。何杯おかわりしますか?

 と聞かれ「いっぱいです。数えたことがないですし、とにかくおなかいっぱいまで食べる」とニヤリ。「バランス良く、いっぱい食べて、いっぱい運動しましょう」と呼び掛けた。この日は制服に身を包み、チーズバーガー作りも体験。手際良く完成させ、クルーを驚かせた。「引退したら、バイトします」とニッコリ。スマイルはすでに合格点だった。【久保賢吾】