【マイアミ(米フロリダ州)16日(日本時間17日)=佐藤直子通信員】妻への監禁と暴行の疑いで米捜査当局に逮捕されたヤクルトのウラディミール・バレンティン外野手(29)が、フロリダ州マイアミのホテルで記者会見を開いた。ヤクルトの奥村政之編成部国際担当次長(46)、オマール・マローン弁護士、デービッド・ロスマン弁護士と会見場に登場。神妙な表情を浮かべながら謝罪文を読み、日本のファンには「出直しのチャンスを下さい」と深々と頭を下げた。

 弁護士の指示により、それ以上語ることはなかった。質問に応じた弁護士も事件の詳細には触れなかった。だが「法は犯していない」ということは断言した。

 当初、正午に予定されていた会見は約1時間遅れて始まった。妻への接触制限のため自宅に戻れないバレンティンは、15日(同16日)に保釈後、着替えすらない状態。会見直前に慌ててスーツを購入するドタバタぶりだった。拘置所を出て17時間後、スーツ姿の本塁打王の顔は疲労と戸惑いの色が隠せなかった。

 今後は24日(同25日)に裁判所に出廷し、弁護団が日本への渡航許可を求める。両弁護士は「おそらく許可されるだろう」との見通しを語った。検察側から起訴された場合には無罪を主張する意向で、法廷で争うことになる。だが、この場合にも、本人が出廷せずに済む手続きを取る予定だという。

 春季キャンプは2月1日から始まる。裁判所の渡航許可を待ち、ビザ発行手続きを取るとなれば、合流が遅れることは必至。奥村氏は「どのようにすれば1日も早く合流できるか検討していきたい」と話した。まずは、24日の裁判所の判断を待つことになる。