ミスターも将来的な松井監督の誕生を熱望した。17日、都内ホテルでテレビ朝日のビッグスポーツ賞授賞式に巨人長嶋茂雄終身名誉監督(77)と元巨人、ヤンキースの松井秀喜氏(39)が出席。長嶋同監督は宮崎キャンプで臨時コーチを務める松井氏に対し「私もOBの1人として(監督に)なってほしいと思っている」と愛弟子の将来的な監督就任を望んだ。
ミスターは誰よりも松井氏が監督としてユニホームを着ることを願っている。10日に渡辺会長、白石オーナーを交えて4者会談で球団が「(将来の監督として)両手を広げて待っている」と伝えたことを聞かれ、長嶋氏も独特のハイトーンな声で同調した。
長嶋氏
オーナーもおっしゃったように、いつか指導者になってほしい。巨人で10年、メジャーで10年やってきて、今年のキャンプでも(臨時コーチとして)入ってくるし、私もOBの1人として(監督に)なってほしいと思っている。ファンもそれを分かっている。
恩師の思い、球団の熱意を松井氏も受け止めた上で、現状に対する考えを述べた。
松井氏
巨人のいちOBとして言っていただいているのは大変、光栄なこと。ただ個人としては近未来的(な話)とは受け取らなかった。長い目で、ということだと思うし、現時点でユニホームを着られるほどのものを持ち合わせていない。勉強しなきゃいけないことがたくさんある。ただ大きな気持ちでいてもらっていることは感謝しないといけない。
臨時コーチで指導者への第1歩を踏み出す宮崎キャンプが約2週間後に迫っている。原監督は「世界に通用するメンタルを注入してもらいたい」と精神指導を期待されている。その期待には「特別なものは持ち合わせていないと思うが、求められば考えたい。何かプラスの力になれれば」と前向きだった。
長嶋氏との公の場でのツーショットは昨年5月5日の東京ドームでの国民栄誉賞受賞時以来。ビッグスポーツ賞の特別功労賞をともに受賞し、壇上でのあいさつの最後に師弟愛をのぞかせた。「長嶋終身名誉監督の背中を大きい意味で追いかけたい」。ミスターの夢を松井氏がかなえる日が、いつか来る。【広重竜太郎】



