日本ハム大谷翔平投手(19)が「血染め」のデモンストレーションで調整ギアを上げた。自主トレ先の千葉・鎌ケ谷でブルペン入り。捕手を座らせての本格投球で25球を投げ込んだ。スライダーなど変化球を交えて、つめが接触したために右手の中指に裂傷を負ったもようで、ユニホームには少し鮮血が飛び散るほど。昨季も登板時に同様の負傷をしており、本格化してきた証拠ともいえる熱の入り方だった。

 山田GM、コーチ陣らが見守る前で、万全ぶりをアピールした。大谷は、出血ではなく「ケチャップです」と軽く受け流し、仕上がりは上々のよう。明日23日に沖縄へ出発し、先乗り組と合同自主トレを行う。「あっちに行ってからが本格的になる」と先を見据え、自信をのぞかせていた。