ヨンビン様が“石仏”攻略の秘密兵器!?
中日の打撃コーチ補佐に就任する徐容彬(ソ・ヨンビン)氏(43)が23日、名古屋市内の球団事務所で会見した。昨季まで韓国LGの打撃コーチを務めており、阪神の新ストッパー呉昇桓(オ・スンファン)投手(31=サムスン)攻略法をチームに伝授する考えだ。
まるで韓流スターだ。スラリと伸びた手足に黒のタイトスーツ。ペ・ヨンジュンのようなオシャレ丸めがねを装着した徐容彬氏が虎の刺客になる。07年に中日でコーチ研修を積み、昨季まで韓国LGのコーチとして在籍。チームからの続投要請を断り「もう1度、落合さんや谷繁さんのもとで学びたい」と再び海を渡った。
会見ではイケメンが苦笑いするシーンがあった。阪神の新ストッパー呉昇桓についての質問だ。「彼のあだ名知ってますよね?
そう、石仏。それがピッタリなんですよ。どんな厳しいときでも自分のボールを投げられる。中日にとっては厳しい状況になる」。「お手上げだよ」と言わんばかりだ。
それもそのはず。徐容彬氏がコーチを務めていたLGは“石仏”に歯が立たなかった。呉昇桓の昨季のLG戦成績は7試合で3セーブ。7回1/3を5安打、3失点に抑え、防御率0・00だった。それだけに難攻不落の右腕を「球はもちろん速いけど、一番の武器はフォーム。タイミングが取りづらい」と表現した。
弱点は?
攻略法は?
矢継ぎ早に飛んでくるクエスチョンにニコリと笑った。「秘密です」。ただ、これだけははっきりと言った。「これからは自分の知っていることすべてを中日球団に伝える」。背番号は82。契約上の報酬はなく、主に2軍を担当し、若手育成のノウハウを純粋に学ぶ。爽やかなヨンビン様が石仏攻略のアドバイザーになる。【桝井聡】
◆徐容彬(ソ・ヨンビン)1971年1月2日、韓国ソウル生まれ。善隣インターネット高を経て、檀国大に入学。阪神呉昇桓は大学の後輩。94年2次ドラフト6位でLGに入団。1年目からレギュラーとしてシリーズ制覇に貢献。一塁手部門でゴールデングラブ賞を獲得。06年に現役を引退。07年に中日でコーチ研修。08年から13年までLGでスカウト、コーチを務めた。183センチ、75キロ。左投げ左打ち。
◆中日とLG
LGツインズの前身・MBC青龍時代から同じ竜をシンボルにするチームとして交流があり、友好球団という関係。09年7月には友好球団20周年を記念し人気マスコットのドアラがLGの本拠地で始球式に登板した。コーチや選手の交流があり、昨季はLG投手コーチの金龍洙氏が2軍でコーチ研修を行った。



