ソフトバンクが本拠地ヤフオクドーム内の「王貞治ベースボールミュージアム」に剛速球投手を登板させることが10日までに分かった。投手の球をバーチャル映像で感じる「体感ステージ」のコーナーに映像で登場するもの。ドームを運営管理するソフトバンクホークスマーケティングのマーケティング・コミュニケーション室は「今いる投手の中から剛速球を投げる投手を起用し、お客さんに間近でスピードを体感してもらえれば。今季その人選を進めたい」と構想を語った。

 現在はエース摂津と左サイドスローの森福、王球団会長が756号本塁打を放った際のヤクルト鈴木康二朗氏が登板している。投球フォームの映像に打撃マシンから球が飛び出すタイミングを合わせる疑似体験ながら、フェンスで囲われた打席付近での“対戦”は人気コーナーの1つ。マウンドからホームまで実際の18・44メートルより短い距離でつくられ、投手が投げ込んでくる迫力、スピード感は本物以上かもしれない。

 守護神を務めた馬原がオリックス移籍して以降は「剛速球枠」が空位だったが、最速155キロを超える候補者はごろごろいる。五十嵐とサファテはともに158キロ。寺原は日南学園時代に甲子園でスカウトの計測で158キロ、ウエスタン・リーグでの記録ながら川原も日本人左腕最速の158キロをマークしている。ウルフは157キロ、千賀は昨年156キロをたたき出した。1軍投手の12~13枠をかけた争いとともに王球団会長のお眼鏡にかなう?

 スピード王争いも激しそうだ。【押谷謙爾】