<オープン戦:広島4-6ヤクルト>◇8日◇福山
三塁争い超激化!
広島ドラフト3位の田中広輔内野手(24=JR東日本)が、2戦連続弾を決めた。6回の遊撃守備から途中出場し、8回の初打席で左越えソロを放つなど2打数2安打2打点。開幕三塁レギュラー本命の堂林が出場2戦連続猛打賞を記録する中、ルーキーも負けじと食らいついている。
確かに両翼90メートルは狭い。確かにフォローの風もあった。そんな幸運を差し引いても、価値ある2戦連発だ。途中出場した田中は8回無死、初打席で山本哲から左越えソロを放った。「しっかり振ろうという意識を持って、いい感じで打てたけど、たまたまです。自分のタイプを間違えないようにしないといけない」。謙虚に振り返ったが、進化を証明する1発でもあった。
キャンプ初日、新井打撃コーチに指摘され、踏み出す際にクロスステップしていた右足をスクエアに改良。内角への対応力が高まった一方で「これで外角にどう反応できるか」とも話していた。この日の1発は外寄り直球を強くたたいての流し打ち。懸念材料は消えつつある。
キャンプ打ち上げ後の初休日となった4日、美容院で人生初のパーマをあてた。「社会人時代はパーマが禁止されていて…。ふんわり感がいいし、あこがれがあったんです。寝癖もつかないし、僕的にはうまくいったと思っています」とニッコリ。気分転換にも成功し、乗りに乗っている。
6日の練習試合・社会人オール広島戦で“プロ1号”となる右越え2ラン。この日は2戦連発に終わらず、9回1死二塁でも弾丸ライナーの一塁強襲適時打をお見舞いした。本職は遊撃手ながら、三塁レギュラー争いにも参戦中。堂林が出場2試合連続で猛打賞を記録する中、高い守備力が売りだったルーキーがホットコーナーを熱くしている。【佐井陽介】



