<オープン戦:阪神5-6日本ハム>◇8日◇甲子園

 2番もいけるなり!

 激しい三塁争いを繰り広げる阪神今成亮太捕手(26)が、和田監督の強力打線構想に結果で応えた。今季初めて「2番三塁」で先発。「そんなに違和感なく入れた」とマルチ安打に積極的走塁まで披露した。

 1、2打席目は日本ハム大谷に完敗しても、そこで終わらない。6回先頭の西岡が内野安打で無死一塁。2番適性が試される状況で、クロッタの147キロを左前に運びチャンスを広げた。7回には2死一塁で右越えに適時二塁打。「2アウトだったので早いカウントでは長打を狙っていた。しっかりスイングしようと思いました」と笑顔だ。

 塁上でもアピールは続いた。3番西田の1球目に捕手が前方にファンブルしたのを見逃さなかった。西田は「止まれ!」のジェスチャーを送るほど、際どい判断だったが「スキがあれば狙っていこうと思っていたので」と迷わずスタート。間一髪で三塁を陥れ、西田の右前打で生還した。和田監督は今成の2番起用に「オプションとしてあり得ることなんで。今のうちにやっておこうかな。今成の場合、状態はいいんでね」と納得の表情だ。

 宜野座キャンプ中の2月24日に、実戦的なチーム打撃練習が行われた。今成は1死一塁の2打席でヒッティング。無死二塁ではきっちりと送りバントを決めた。「(2番は)あまり気にせずサインが出たらサインに対応していこうと思った」。打撃と同様に言葉にも余裕が見える。「打てる今成」の2番構想が選択肢に加わった。【松本航】