ＤｅＮＡ中畑清監督（６０）が、ベテラン三浦大輔投手（４０）の先発ローテ入りに「条件」を設定した。１０日、甲子園室内での練習を視察。今日１１日に教育リーグ巨人戦（ジャイアンツ球場）に先発予定の三浦に「５回３失点以上なら考える」と話し、開幕ローテから外すことを明言。２失点以内なら合格としながらも、単に数字だけでなく「内容次第」と慎重に判断する。

　三浦はオープン戦、練習試合の２試合に登板し、計４回４安打２失点。結果はいまひとつだが、「毎年こんなもん。順調に調整はできている」とキャンプ中から好調をアピールしてきた。

　昨季チーム最多の９勝をマークするなど実績と経験からローテは有力だった。しかしこの日「昨日（９日）投げた２人（久保、モスコーソ）は入れる。１年間戦うことを考えたら三嶋と井納は外せない」と４人の先発ローテ入り確定を明言。必然的に三浦、尚成、加賀、加賀美、三上らで残り２枠を争う。厳しい物言いには理由がある。チーム作りを進める上で、いつまでも三浦に頼ってはいけないという思いが強いからだ。１５～１６日をメドに先発ローテの６人を固める。結果によって三浦は開幕を２軍で迎える。【細江純平】