左肩炎症で出遅れた巨人山口鉄也投手(30)が11日、教育リーグのDeNA戦(ジャイアンツ球場)で今季初の実戦マウンドに上がった。6回から登板し、打者4人を相手に無安打1四球。2三振を奪って、球界最強セットアッパーの貫禄を示した。「試合で投げられたことが良かった。細かなコントロールなどを修正していきたいです」とホッとした表情で話した。
故障明けの事実を、忘れそうな投球だった。先頭の飛雄馬をスライダーで遊ゴロに抑え、渡辺はチェンジアップで空振り三振。コースは大きく外れても、キレと腕の振りが別格だった。高城には四球を与えたが、桑原は外角142キロで見逃し三振。バックネット裏で見守った斎藤投手コーチをうならせる1球だった。「全球種投げましたが、普通に投げられた」。いつものように淡々と振り返るのが、山口らしかった。
唯一無二の存在である山口の復帰は、日本一奪回を狙うチームにとって、待ち望んだニュースだった。川口投手総合コーチは「順調です。九州遠征から連れて行きます」と明言。15、16日に行われるソフトバンク戦(福岡ヤフオクドーム、大分)での1軍同行を決めた。「体的には万全になったので、これからはしっかり成績を残して、1軍に残れるように頑張りたい」。前人未到の7年連続60試合登板に向け、着実にステップを刻む。【久保賢吾】




