<オープン戦:阪神4-6広島>◇12日◇甲子園

 旧友に先制パンチ!

 阪神のドラフト4位梅野隆太郎捕手(22=福岡大)が、広島の1位大瀬良とのプロ初対決を制した。

 「まだ投げるのかな…」。ベンチスタートの梅野は、先発大瀬良に視線を送った。3回に代走で登場し、迎えた5回の第1打席。待ちに待ったプロ初対戦は無死一塁で巡ってきた。その初球、136キロの甘く入ったカットボールをとらえた。「ここ最近で一番。理想とする形」という打球は中堅左をライナーで突き抜ける適時二塁打。前回大瀬良が先発した2月22日のオープン戦から持ち越された戦いに、わずか1球で決着をつけた。連日のアピールに和田監督も「数多くの打席に立たせたくなるね」。当確ランプのともる開幕1軍だけでなく、シーズンでのスタメン起用に含みを持たせた。

 大瀬良とは大学2年時の日米大学野球でチームメートとなり、今も親交が深い。3日のNPB新人研修会では、空き時間に談笑しリラックスした。野球となれば別の話。昨春、大学でのオープン戦で対戦した際にも5打数3安打1本塁打と痛打している。「お互いいい刺激としてシーズンの中でやりたい。シーズンで結果を出したい」。開幕前に強烈な先制攻撃を見舞った。【松本航】