最下位ヤクルトが、今日からの残り3試合で「真の姿」に変身する?

 オープン戦は1勝8敗1分けで、昨季の「定位置」だった最下位に低迷している。しかし、まだ小川淳司監督(56)に焦りはない。「オープン戦も勝つに越したことはないが、最優先には考えていない」と言い続け、若手にチャンスを与えるなど戦力の見極めに徹してきたからだ。

 だが、今日からの3試合は違う。「このままだと去年と同じっていう風になるかもしれない。それはダメだよね。残り3試合は勝負にもこだわりたい」。指名打者を使わず、開幕戦を想定したオーダーで臨む。采配も展開次第でスクイズを敢行するなどして、1点を取りにいくこともある。継投でも、石山、山本哲ら勝ちパターンの中継ぎ陣を連投させるなどして、公式戦と同じように勝利にこだわった戦いをしていく。

 「調整の中で勝っていくのが大事。作戦も同じじゃない。気分よくシーズンに入るに越したことはない」。昨年は断然の最下位で、オフにも大きな補強がなかった。下馬評は低く、周囲からはオープン戦の成績も実力とみられている。だが、小川監督はあくまで「仮の姿」だという認識だ。ラスト3試合を3連勝で飾り、それを証明したい。【浜本卓也】