<日本ハム8-4オリックス>◇30日◇札幌ドーム
8年ぶりの「誉れ」はあっさり幕を閉じた。阪神時代の06年以来となる開幕ローテーションに入ったオリックス井川慶投手(34)が、自己最短タイのわずか2/3回、2失点でKOされてしまった。
日本ハム陽岱鋼に中堅へ先頭打者弾を浴び、西川には右翼フェンス直撃の三塁打。大谷の犠飛で2点目を失うと、2死からミランダにも二塁打。続く小谷野に四球を出したところでたまらず森脇監督が交代を告げた。1回持たずマウンドを去るのは阪神時代に2度経験があるが、井川にとって屈辱以外の何ものでもない。後続を断った2番手東明をベンチで出迎え、試合後は無言のままバスに乗り込んだ。
高山投手コーチは「ここに合わせてずっとやってきたが、それがいい方向に出なかった。緊張もあったと思う」と説明。ブルペンでも変化球が引っかかるなど、マイペースないつもの井川の投球ではなかったという。
早めの継投について森脇監督は「毎回、それ(交代理由)を説明する必要があるのか」と怒りモード。それでも、次回登板も井川に託す方針で「やられたらやり返してくれるでしょう」とリベンジを期待した。開幕3連戦は負け越したが、チームも井川も仕切り直して4月戦線に挑む。【高垣誠】



