<阪神7-4中日>◇3日◇京セラドーム大阪
中日が12年ぶりの開幕2カード連続負け越しを喫した。右肘手術から再起を期す先発山内壮馬投手(28)が4回7失点と炎上し、早々に勝負あり。森野を外すなど6戦目で組み替えた打線が中盤以降4点を返したが、時すでに遅しだった。借金2で今日4日からは打線好調な首位巨人3連戦と、早くも正念場を迎えた。
重苦しい敗戦になった。3時間29分のほとんどが阪神ペース。その原因をつくったのが、先発山内だった。昨年8月の右肘手術から復帰後初の1軍登板だったが、初回から制球が定まらず大炎上。味方の2失策もからみ、4回で8安打5四球7失点と乱れた。初めて欠場し、監督業に専念した谷繁元信兼任監督(43)も厳しい表情を浮かべるしかなかった。
「初登板で何とかいい投球をしようというのはあるんだろうけど勝負以前、相手との勝負になっていなかった。3回で代えていたら、中継ぎが持たないです」
前日は先発岡田が4回4失点でKOされた。この日不振の小林に代わって若松が昇格したが、まだチームの完投は0。阪神より1人少ない6人の中継ぎに負担がかかり始めている。続投理由は山内には長いイニングを投げてほしかったから。だが願いと裏腹に傷口は広がり4回で勝負が決まってしまった。打線は状態の上がらない森野を初めて外し能見対策で2番から右を8人並べた。そして中盤以降、和田と大島の適時打で4点を返すなど機能。監督も「打者はゲームセットまで集中力を持って戦っている」と評価した。だが7失点はあまりにも重すぎた。
指揮官は山内の次回先発について「分かりません」と明言を避けた。だが兆しのないままの降板で、早くもローテ再編を検討せざるを得なくなった。2軍では現役最年長の48歳山本昌を筆頭に、岩田や小川らがスタンバイ。山内に再調整を命じる可能性は十分ある。
阪神との初戦こそ10-0と快勝したが、あとの2試合は投壊で22失点。連敗、連勝、連敗の借金2で開幕2カード連続負け越しは12年ぶりの屈辱となった。今日4日からは打線好調な首位巨人と3連戦。最初の正念場を迎えた。【松井清員】
▼中日は3月28~30日広島戦(ナゴヤドーム)に続き、開幕2カード連続負け越し。これは02年の3カード連続以来、12年ぶりとなった。



