<中日0-2巨人>◇4日◇ナゴヤドーム
中日が巨人菅野に抑え込まれて3連敗だ。打線が散発4安打と振るわず得点圏に走者を置いたのは、4回と6回のわずか2度。谷繁元信兼任監督(43)が3回にファウルを連発する“執念の15球”で粘りまくったが、気迫はナインに伝染しなかった。開幕から3カード連続負け越しの危機に立たされた。
見せ場なくゲームが進んだ。2年目菅野に序盤の3イニングを無安打。4回にようやく森野が右前打を放ったが、淡泊な攻撃が続いた。3時間4分の試合を終え、会見場に現れた谷繁兼任監督も渋い表情。「負けると気分いいもんじゃない。長いシーズン連勝も連敗もある。踏ん張りどころ」と前を向くしかなかった。
沈黙する打線の中で戦う姿勢を示したのは「選手谷繁」だった。3回。先頭で打席に立つと、際どいボールを次々にファウルにした。最後は147キロ直球に詰まらされて二ゴロに終わったが、ファウル11球を含め、全15球の対戦がナゴヤドームのファンを沸かせた。
元気がない選手たちへのメッセージか?
そんな質問には「メッセージじゃないよ。グラウンドに出たら必死にやってるだけ」とクビを振った。ただ、5回には好投を続ける菅野から中前打。開幕戦以来となるフル出場でチームを鼓舞した。
YGマークを見れば燃え上がる。開幕前には「他の5球団が、巨人を引きずり下ろすという思いで戦わないと。同じチームに3連覇もされたら恥ずかしい」と、リーグ覇者への闘争心をむき出しにした。今季初対戦で完敗。この敗戦を誰よりも悔しがっているのは指揮官だろう。
試合後は「考えなきゃいけないかもしれない」と打順の組み替えについても言及した。今日負ければ、開幕から3カード連続負け越しが決まる。必死に食らいつく。それしかない。【桝井聡】



