<楽天6-3ソフトバンク>◇4日◇コボスタ宮城
積極打法で、楽天が3シーズンぶりの天敵攻略に成功した。4回、ソフトバンク摂津正投手(31)を攻め無死満塁。先制チャンスをつくった。とはいえ、好投手。追い込まれたら簡単には打たせてくれない。楽天後藤光尊内野手(35)は「初球から振るのは僕のスタイルだけど、より一層、その気持ちを持った」と、空振り、ファウルの後の3球目シンカーも打ちにいき、中前に落とす先制打を放った。続く松井稼頭央内野手(38)も「そう甘いボールはない。早いカウントから積極的に」とファウルの後の2球目、浮いた直球を中前に運ぶ2点打で続いた。
チームとして、前カードの反省を生かした。開幕3連勝で仙台に戻ったが、オリックスに3連敗。3試合で4点しか取れなかった。打線に元気がない中、摂津を迎えた。11年8月に勝ったのを最後に、9連敗中。昨季は5戦全敗で、防御率1・64に抑え込まれた。嫌なデータが並んだが、田代打撃コーチは「摂津に勝てば勢いがつく」と悲観していなかった。連敗中は、簡単にファーストストライクを見逃す姿勢が目についた。この日は、積極的に打ちに行くよう指示。各打者が打てる球を打った結果、苦手を倒した。
星野監督は、4点援護をもらいながら7回で降板した則本に不満を漏らしたが、打線については「どんどん、振っていかないと。追い込まれるとシンカーがある」と評価した。負ければ借金の瀬戸際で、摂津への苦手意識とともに連敗を断ち切った。【古川真弥】



