<ヤクルト5-2阪神>◇4日◇神宮
ヤクルト小川泰弘投手(23)が最後の力を振り絞った。1点差に迫られた8回1死一、二塁。昨季11打数8安打と打ち込まれ、この日も3安打の“天敵”マートンに、前の打席で適時打されたシュートで遊ゴロ併殺に仕留めた。「あそこが分かれ道でした」。8回120球で今季2勝目を挙げ「勝たないとチームも乗っていかない。連敗を止められたのは大きい」とほほ笑んだ。
絶体絶命のピンチを救うのがエースの仕事と考える。この日は守護神バーネットが離脱し、ブルペン陣も登板過多の状態。「チームにも大事な試合」と認識して臨んだ。いつもなら完投できなければ悔しがるが「いっぱいいっぱいでした」と苦笑いするほど、力を出し切った。今季の分岐点ともいえる一戦での好投に、高津投手コーチも「すごく助かった。もう十分。さすが」と絶賛。最下位脱出に貢献した小川だが、「勝たないとチームもまとまっていかない」とエースの自覚を見せた。



