<楽天6-3ソフトバンク>◇4日◇コボスタ宮城

 ソフトバンクがハプニングに泣いた?

 最大の想定外は、エース摂津正投手(31)の楽天戦敗戦だ。6回4失点で今季初黒星。11年8月21日に負けたのを最後に、9連勝中だったお得意さま。実に3年ぶりの黒星だった。

 「調子は悪くなかった。ただあの回ですね。(外国人2人に)四球を出してしまったのがいけなかった」と悔やんだのは4回。先頭の銀次に左前安打を許すと、ジョーンズ、ユーキリスに連続四球で無死満塁に。登板2日前のブルペンでは、右打者の内角を意識して練習。強力助っ人対策を念頭に置いたものだったが、シンカーが決まらなかった。

 秋山幸二監督(51)が「慎重になりすぎて大量失点になった」と、話すように連打と犠飛で一挙4点を失った。今季はカットボールとシュートを持ち球に加えるなど、球種を増やしたものの、本来の制球力が見られなかった。

 大黒柱の右腕にかかる期待は大きかった。移動ゲームのこの日、チームは福岡空港から中部国際空港経由で仙台入りする予定だった。ところが、中部→仙台の便が欠航。全日空が代替案として異例の福岡→仙台直行の臨時チャーター便を用意した。乗り継ぎがなく、飛行時間は2時間と楽にはなったが、午前9時30分の集合時間から空港で2時間半待ったことや午後3時の球場到着で打撃練習時間を15分短縮するなど影響はあった。摂津は前日3日に仙台入りしていたが、カバーするどころか、これで2戦連続で4失点。

 摂津が本来の安定感を取り戻さなければ、V奪回への道は遠い。【石橋隆雄】