<ロッテ9-2日本ハム>◇4日◇QVCマリン

 日本ハムが今季初の連敗を喫した。吉川光夫投手(25)が、10安打5失点で6回途中でノックアウト。開幕戦に続く背信投球でここまで5連敗と元気のなかったロッテに今季初勝利を献上した。打線も4試合連続の本塁打がかかっていた中田が不発に終わるなど、散発の5安打で5回と6回に1点ずつを奪うのが精いっぱいだった。

 栗山監督が、やんわりと“会見拒否”した。ロッテに今季初勝利を献上した試合後。報道陣に囲まれ、第一声。「以上!」。一言を残し、バスへと進みかけた。もちろん冗談。すぐに戻って対応したが、悔しさがにじみ出ていた。

 開幕投手に指名した吉川が、2戦続けての6回途中降板。「癖が出てるのかな…。そんなに悪くは見えないんだけど」。3回、先頭の吉田に与えた死球が失点につながると、4回にはアジャ井上に初安打を許すなど、下位打線に3連打をくらって2点を失った。5回にも3連打で2失点。緩急を使ったが、決まったはずの変化球をことごとく痛打された。

 大引が2失策。5回無死一塁の場面では、陽岱鋼が中飛で一塁走者にタッチアップを許すなど隙もあった。同監督は「勝ち負けじゃなく、できることをしっかりやろうとスタートした1年。しっかりやらないとこういう試合になる」と苦言を呈する。だが味方のミスをカバーし、相手エースとの我慢比べに勝つのが、開幕を任された投手の務め。吉川も「チームに勢いをつけられるような投球をしなければいけなかった。こういう結果になって申し訳ない」と頭を下げた。

 今季初めての連敗で首位の座から1歩後退した。栗山監督は「きっちりとやっていきます」。エースが勝たなければ、優勝争いに絡むことはできない。【本間翼】