<楽天4-8ソフトバンク>◇5日◇コボスタ宮城
マー君みたいに踏ん張ることができなかった。楽天塩見貴洋投手(25)がソフトバンク戦で6回10安打6失点(自責5)と炎上。悔やんだのは4回2死二塁から松田に投じた1球だった。129キロのスライダーは厳しく内角を突く。きれいな回転軸で打ち返され、左翼席中段への2ラン。「難しいボールをうまく打たれた印象。ちょっとショックでした」と唇をかんだ。
試合前にヤンキース田中の登板をテレビ観戦。同学年の活躍に「すごい。球もマウンドも全部違うのに結果を出して」と静かに闘志を燃やした。開幕前から田中の存在を意識した。2月のキャンプで行った声出しでは「田中の穴を埋められるよう、頑張ります!」と絶叫。周囲から不安視される24勝分。投手陣を引っ張るという思いは強い。
田中は2回までに3失点したが、立て直した。塩見も4回に2失点し、5回は4失点。まさに粘りの差だった。星野監督は「田中はやっぱり何か持ってる。打線が点を取ってくれるもん」と初勝利について話せば、「塩見は2死から点を取られるのがよくない。(松田の)本塁打からおかしくなった」と振り返った。課題は攻撃につながるリズムの良さ。塩見は「調子は悪くない。次頑張ります」と前を向いた。【島根純】




