<中日9-3ヤクルト>◇9日◇ナゴヤドーム

 09年中日ドラ1の岡田俊哉投手(22)が先発初勝利をマークした。中盤に2点先制を許したが、自己最長の7回を投げ4安打2失点。粘り強い投球で味方の逆転援護を導いた。「何とか2点に収まった。バタバタしてみなさんに迷惑をかけました。逆転していただいて感謝、感謝です」。転向した先発2戦目の白星。味は格別なはずだが頭ペコリの照れ笑いだ。

 バレンティン封じが勝因だった。昨季は6打数3安打、うち本塁打が2発と、日本新記録樹立に一役買った。だが苦い教訓を生かさない手はない。「内角はボール球でもいい。甘くなるな。とにかく大胆に」。谷繁兼任監督と入念に打ち合わせ。打ち気にはやる4番心理を突き、見逃し三振を含む3打数無安打に抑えた。打てば勢いづくキングを黙らせ、流れを分断した。

 1軍デビューした昨季はチーム最多の66試合に登板。竜投では過去最高の417%アップとなる、2420万円増の3000万円で更改した。昇給分でオフは連日の治療院行脚。しっかり肩肘のケアに努め、先発転向に備えてきた。「でもまだ勝ち取ったポジションじゃない。しがみついていきます」。家に飾るウイニングボールを手に、白星量産を誓った。【松井清員】