<日本ハム5-2楽天>◇9日◇札幌ドーム
投手陣が失点を重ね、楽天の連勝が2で止まった。ドラフト1位の松井裕樹投手(18)が先発。プロ2度目のマウンドに上がったが、3回1/3を3安打2失点で負け投手になった。7奪三振も5四球と制球が定まらなかった。救援陣にも四球絡みの失点や、2死からの失点があった。投打がかみ合わず、12年10月から続いていた札幌ドームでの連勝は11で止まった。
ベンチに座る星野仙一監督(67)は、いきなりの四球に、あきれた笑いを浮かべた。5回の先頭だった。この回から登板した3番手長谷部が、日本ハム杉谷に四球を与えた。しかも、4球続けた直球が1つも入らないストレートだった。2死二塁までこぎ着けたが、ミランダに右翼へ2ランを打たれた。1点だったビハインドを3点に広げられ、試合の主導権を完全に失った。
四球で自滅した格好だ。先発した松井裕は5四球を出し、4回途中2失点。星野監督は、四球を最も嫌う。「四球が1つ出るたび、胃に穴が1つ開く」。「四球1つで寿命が5分縮まる」。そんなブラックジョークを、よく口にする。それほど、無条件で塁を与える四球を嫌っている。
もう1つ、嫌うのが、2死からの失点だ。長谷部に加え、この日は4番手の小山伸も、7回2死一塁で中田に左中間二塁打を打たれ失点した。あとアウト1つのところで、踏ん張りきれなかった。開幕直後、星野監督は「うちの投手は2アウトからの失点が多い。ガクッと来るよ。チームに与える影響が大きいんだ」と指摘した。理由については「気持ち以外の何物でもない」と断言した。四球からの失点も、2死からの失点も、意識を高めれば防げる可能性はあるはず。それだけに、この日の1敗が悔やまれた。
札幌での連勝は11で止まった。午前中、チーム宿舎で遅めの朝食を取りながら連勝記録のことを知った星野監督は「どうりで札幌はメシがうまいと思った」。そんな冗談を飛ばしたが、後味の悪い敗戦だ。パ・リーグは混戦になるとみている。「食らいついていかないといけない」と言ったことがある。今日10日にカード勝ち越しがかかる。食らいついていくためには、絶対に落とせない。【古川真弥】



