<西武6-3ソフトバンク>◇9日◇西武ドーム
前夜を9回逆転で制したソフトバンクが、勢いに乗れない。3回まで3失点。特に悔やまれるのは2回だ。守備のミスが連発し、2点を先制されてしまった。秋山幸二監督(52)は西武ドーム名物の長い階段を上がりながら「ビハインドからじゃなあ。エラーの2点は大きいよ」と唇をかんだ。
その2回。1死一、二塁から西武炭谷の打球は遊撃へのゴロ。今宮健太内野手(22)は併殺を焦り、グラブに当てて後逸する適時失策となった。「思ったより(近くに)来ていて、体より外になってしまった」。球足が速い人工芝とは頭にあったが、三塁寄りの打球の正面に回り込めなかった。
さらに一、三塁で金子侑への初球。セーフティースクイズが空振りとなり、一塁を飛び出した炭谷が一、二塁間の挟殺プレーとなった。ここで捕手の二塁送球を受け取った今宮が、炭谷を追いかける間に三塁走者大崎が本塁突入。慌てて送球するも間に合わず、深追いで2点目を献上した。嫌らしくスキをうかがう伊原野球にかき回された。
昨季、ゴールデン・グラブ賞を受賞した若き名手には珍しい場面だった。「本人はあのタイミングで間に合うと思ったんじゃないか。でもホームが先だから」と小川ヘッドコーチ。鳥越内野守備走塁コーチは「三塁走者をちゃんと見きれなかった。無駄な点を与えるとこうなる。次に生かしてほしい」と反省を求めた。
打線も3回まで毎回先頭を出しながら得点できず。昨季26回で22点を奪っていた野上を攻略しきれず、足をすくわれた。2回は李大浩の走塁ミスによって松田にセンターゴロが記録されるなど、ちぐはぐさが目立った。【大池和幸】



