<ロッテ1-6ソフトバンク>◇19日◇QVCマリン

 ソフトバンク内川聖一外野手(31)は横浜時代の10年以来となる2打席連続アーチを描いた。4回1死一塁で左翼席中段へ先制の4号2ラン。ロッテ唐川は初球に直球を外角ボールゾーンへ。2球目。「向こうが内角を意識付けようとしているのが分かり、狙っていた」。内角直球を読んで、やや体を開きながら力で運んだ。6回はバックスクリーン左へ5号ソロ。初球。真ん中高めに浮いたスライダーの失投を仕留めた。

 右臀部(でんぶ)に張りを訴え、2戦連続でDHで先発。「守備につけない状態でチームに迷惑をかけている」と本人は納得していない。それでも5本塁打はリーグ2位タイ。打率、打点、安打、得点の打撃4部門でトップと4月から高値安定。「1発目も2発目も完璧」と褒めた秋山監督も、2本目の際はベンチで首をひねって驚いていた。