今日22日の中日戦(ナゴヤドーム)で先発する阪神藤浪晋太郎投手(20)が「あまちゃん卒業」を宣言した。前回登板の広島戦(マツダスタジアム)は7回2失点、104球で今季初勝利を挙げたものの、首脳陣の配慮による温情降板だった。余力を残しての降板では成長がない-。相性のいいナゴヤドームで完投、完封を目指す。

 甘えてなんかいられない!

 阪神藤浪が、その手で勝利をつかみ取る決意を表明した。前回登板の15日広島戦では今季初勝利をつかんだものの、球数は104球。6点のリードがあったが7回2失点で余力を残したままマウンドを降りた。藤浪自身、それが与えられた白星だったことは理解している。

 藤浪

 気持ち的には楽にはなりましたけど、つけてもらった1勝なので。価値のある勝利ではない。7回100球で代わっていたら去年とやってることは同じ。甘やかしてもらっての勝ちではなく(自分の力で)勝ちたい。

 昨季は実質球数制限が設けられていた。100球をメドに降板することがほとんどだった。だが今季は立場が違う。1、2試合目では100球を超えても続投を命じられた。だが壁を越えられず、勝てなかった。広島戦ではできなかった「価値のある勝利」を目指している。

 100球超えに立ち向かう。対峙(たいじ)する中日打線とは1日に対戦。序盤は投手戦も6回に2点を先制されると8回に4失点しマウンドを降りた。中日先発は今日と同じ山井。ただ投げ勝つだけではなくリリーフ陣を休ませる投球が必要と感じている。

 藤浪

 週の頭なのでもちろん長いイニングを投げないといけない。マウンドに上がったら最初は完封、完投を目標におきますし。相手打線の目が慣れてくるのもあるでしょうけど、まずは自分のボールを投げることですね。

 昨季3試合に投げ1勝無敗、防御率1・35。延長戦を制した8月11日は自己最長9回を投げた、相性のいいナゴヤドームが舞台だ。「投げやすい。(状態は)いつも通り順調です」と頼もしい。己の手で勝利を勝ち取る-。藤浪が“今季初勝利”を目指す。【池本泰尚】

 ◆13年8月11日中日戦

 藤浪は初登板となったナゴヤドームで力投。自己最長の9回を投げ2安打無失点。自己最多の132球を投じた。0-0の10回、打線がマートンの決勝打で力投は報われ、8勝目。セ全球団からの勝利を達成した。