阪神マウロ・ゴメス内野手(29)が虎の助っ人新記録へ挑む。阪神の主砲は現在、開幕から21試合連続で出塁している。20日ヤクルト戦では5打点の活躍を見せながら、虎助っ人としては最長の89年フィルダーに並んだ。今日22日の中日戦(ナゴヤドーム)では、メジャーで2度の本塁打王と3度の打点王に輝いた「荒熊」を抜いての単独トップを狙う。

 「(フィルダーは)会ったことはないけど、名前は知っている。記録を作れればうれしいけど、毎試合毎打席ベストを尽くすことを意識しているので」

 19日には待望の初グッズが完成した。黒地に「5」と打撃フォームのシルエットが描かれたTシャツとタオルは、大活躍もあって出だし好調だという。球団関係者は「新記録となれば、記念のものを準備したい」と意気込む。25年ぶりのメモリアルとなれば、チームも営業もウハウハだ。

 97年に当時の日本記録となる開幕から24試合連続安打した和田監督も期待する。「こんなに予想してなかった。全てを吸収しようと勉強、財産になっている。日本で成功する要素をいくつか持っているよね」。打点は、リーグトップのマートンに4差に迫る25。頼れる主砲のバットは、止まることがなさそうだ。

 ◆89年のフィルダー

 オープン戦で三振を量産したものの、公式戦に入り一変。開幕戦の広島戦(広島)の8回に逆転3ランを放ち、波に乗った。5月9日ヤクルト戦(神宮)までの21試合連続出塁。この間、24安打を放ち打率3割3分8厘はセ5位。本塁打5本、リーグ最多の17四球だった。最終的に106試合に出場し、38本塁打はリーグ3位、打率3割2厘は9位。長打率6割2分8厘はセ最高、出塁率4割3厘は同3位。愛称は荒熊。