<ロッテ1-6オリックス>◇22日◇QVCマリン

 オリックスのミスターゼロ西勇輝投手(23)がまた成長した。いきなり打者2人で1点を奪われながら、その1失点だけで完投し、ハーラートップタイの4勝目を挙げた。

 1回、伊志嶺、根元に連続二塁打を浴び、たった3球で失点した。連続イニング無失点記録は22回で途切れ、今季初の自責点ともなった。雨で試合開始直前までシートが敷いてあったためか、マウンドもしっくりこなかった。それでも、崩れず後続を断ち、リズムを取り戻した。2回以降は2安打で最後まで投げきった。

 「立ち上がりはスキがありました。記録は気にしていなかった。100回ならともかく、まだ22回ですから。次に点をやらないつもりでした」

 カーブを織り交ぜ、緩急をつけた。リードした伊藤は「投球自体は昨年とそれほど変わっていないが、今は調子がいい。ここというときに低めに投げられている」という。たくましさを増した右腕を森脇監督は「今まであまりほめたことがなかったけど、西は成長した」と絶賛。さらにゴルフで例え「ラフに行ったり、林に打ち込んだりして、好条件でなくても最小限でしのげるかが問われるが、それがしっかりできている」。西のナイスショットがまだ続く。【高垣誠】

 ▼西が11年以来2度目の開幕4戦4勝をマーク。オリックスで2度の4戦4勝は76、78年山田以来36年ぶり。初回の1失点で連続無失点は22イニングで止まったが、2回以降は再び無失点。今季は1回に被打率3割1分6厘で3失点しているが、2回以降は被打率7分8厘で無失点と、立ち上がり以外は完璧な投球を続けている。