<オリックス10-4楽天>◇26日◇ほっともっと神戸
オリックスが2試合連続の2桁得点で楽天に圧勝し、首位を守った。昨季苦戦した楽天に、球団初となる開幕戦から5連勝。貯金は01年6月1日以来、13年ぶりに「8」にまで増えた。
主砲ウィリー・モー・ペーニャ外野手(32)の1発で勝負を決めた。2回、1点を追加しなお2死二、三塁。塩見のフォークを、豪快に左翼席中段まで運ぶ10号3ラン。パ・リーグ2桁本塁打一番乗りを決めた。
ペーニャは5回にも適時二塁打を放ち、2安打4打点。通算23打点となり、本塁打と合わせて打撃2冠を走る。「数字は考えていない。走者をかえすことが一番大事。打点が多いのは、チームの勝利につながるのでいいことだけど、シーズンは始まったばかりだから」と淡々と振り返った。
活躍の陰には家族がいる。いつも玄関前で長女ブリアナちゃん(2)とキスしてから家を出る。1週間ほど前、その愛娘が体調を崩し、2日間入院。ペーニャも看病のため一晩付き添った。そんな状況でも安打を重ね、打点を挙げる。回復して心配事がなくなったこの日、全快祝いとばかりに本塁打を放った。
主砲の1発で火が付いた打線は、5回に4点、6回にはT-岡田が2号ソロ。2打点のT-岡田は「僕は便乗しているだけです。前の人たちがよく打つので」と笑った。森脇監督も「打線の集中力というか、それぞれの選手にはっきり見えたね」と手応えを口にする。今季のキャッチフレーズの通り、オリックスの“進撃”は止まらない。【高垣誠】
◆01年のオリックス
前年オフにイチローがマリナーズに移籍。8年目の仰木監督のもと、田口、谷らが中心となって健闘。5月16日近鉄戦、同19日ダイエー戦で勝利した際の貯金9が最多。10月2日近鉄戦では逆転サヨナラ負けで目の前で胴上げされる。仰木監督は退任し石毛新監督を擁立した。



