<広島5-6ロッテ>◇28日◇マツダスタジアム
起死回生のひと振りだった。ロッテ・クレイグ・ブラゼル内野手(34)が1点を追う8回2死一、二塁、代打逆転3ランを放った。2ボールからの3球目、永川の甘く入った141キロ速球を右翼席上段にたたき込んだ。「(2死走者なしから)みんなでつくったチャンスだった。最高の勝利になったよ」と喜んだ。
代打稼業のお手本は引退した桧山進次郎氏(日刊スポーツ評論家)だった。「阪神時代、どうやったら、あれだけのいい結果が出せるのかって、よく見ていたんだ」。具体的に桧山氏の行動から取り入れたものがあるわけではないが、集中力の高め方を感じ取り、吸収した。
日本で3球団を渡り歩いた男の経験が逆転勝利を呼び寄せた。伊東監督も「すごい試合だった。日本シリーズみたい。今日の勝ちは大きいですね」と、興奮で目を充血させながら、ブラゼルのひと振りをたたえた。




