甲子園で行われた阪神の投手練習で、異例のシーンが繰り広げられた。予定では先発投手のみの練習だったが、鶴直人投手(27)、金田和之投手(23)、岩本輝投手(21)の中継ぎ3人衆が自主参加。日差しの照りつけるグラウンドで中西投手コーチから配球面や、精神面について指導を受けるさまは、まさに“青空教室”だった。

 チームは29日、今季ワーストタイの13失点での惨敗。ビハインドでの2番手投手が、踏ん張れない現状をまたも露呈。先発岩崎に代わり5回途中から2番手鶴が投入されたが、味方のミスも絡み、6回に3失点。主導権を失うと、金田、岩本もそろって失点。中西コーチは「勝ちパターンを投入できない所で踏ん張れば、逆転勝ちも増える」と重要性を説いた。

 勝利の方程式を投入できない場面で失点がかさみ、リードを広げられている実情。名指しで期待された鶴は「しっかり結果を出したい」と気を引き締めていた。