阪神のルーキー梅野隆太郎捕手(23)が広島エルドレッド封じに挑む。敵の主砲は後半戦で早くも3本塁打を量産し、アーチ数はリーグトップの32本。「徹底するところは徹底したい。怖がらずにいきたい。自分の勘も生かしてやっていきたい」と24日、気合を込めた。勢いがつくと波状攻撃がある打線だけに、景気づけの1発を防ぐ。

 広島戦は11打数4安打、打率3割6分4厘と対戦球団でもっとも打っている。8日には大瀬良から本塁打も放った。「何とかチャンスメークできるよう、得点圏に回ってきたらかえせるよう、試合のポイントになる打者になれるように」と意気込む。前日23日の巨人戦では何度も能見のワンバウンド投球に身をていして止めるなど奮闘した。優勝争いのまっただ中で、正捕手への道を突き進む。