楽天の安部井チーム統括本部長は27日、ダイヤモンドバックスのニック・エバンス内野手(28)の獲得を目指していることを明かした。日本ハム戦前にコボスタ宮城で「(前向きな)話はできています」と、交渉が大筋で合意に達していることを示唆した。

 エバンスは右打ちで、主に一塁と外野を守る。現在はダ軍の25人枠に入っており、26日(日本時間27日)フィリーズ戦にも出場。延長10回に代打で2号3ランを放った。この1発を加えてもメジャー通算176試合で10本塁打にとどまるが、今季3Aでは打率3割5分4厘。楽天は主軸のラッツが右手親指を骨折し長期離脱中。補強期限である今月31日を前に、緊急補強に動く。安部井本部長は「最下位でもプレーオフ(CS)の可能性がある限り、ベストを尽くしていかないといけない」と説明した。