17日の西武戦で149球の力投を見せた日本ハム大谷翔平投手(20)に“リフレッシュ休暇”が与えられる。プロ入り最多の球数を投げてから一夜明けた18日、チームとともに空路で旭川へ移動。「(体の張りは)そこそこですね」と、肉体は疲弊していた。

 蓄積疲労を考慮し、次回先発までの間隔を空ける可能性が出てきた。今季は先発ローテを外れずに、投打の二刀流をこなしてきた。次回は通常なら中6日で24日西武戦(札幌ドーム)だが、今日19日以降の状態を見て決めるもようだ。

 「二刀流育成」に新ルールも検討。厚沢投手コーチは「130球までにしたい」と“球数制限”を設ける可能性を示唆した。まだ2年目の20歳。「土台を作らないといけない。ちゃんと管理しないと」と、今後の指針を示した。

 今日19日からの楽天3連戦(19、20日=旭川、21日=札幌ドーム)は相手先発が3戦とも左腕が予想され、代打待機となる見込み。栗山監督は「ちょっと疲れていると思う。考えます」と状態を見てから判断するつもり。体を休める時にしっかり充電して、勝負の秋へ向かう。【木下大輔】