<DeNA4-3巨人>◇28日◇横浜

 巨人沢村拓一投手(26)が原辰徳監督(56)から金言を授かった。3連覇も決め、CSへ内容が問われる登板。無四球で7回4安打2失点と先発として合格点の投球だったが、延長戦に入り、ベンチで原監督が隣に座らせ課題を指摘した。

 原監督は「詰めの部分。人間というのは、いろいろな事柄が起こってくる。偶然と思うか、必然と思うかで成長が変わってくる」。沢村も防ぐべきミスがあると理解していた。「悔いの残るのは約80球投げた中での3球。うち2球が勝負どころのボールだったこと」。5回、柳田の二ゴロ間の1点、6回の桑原のプロ1号。ともに1-2と有利なカウントでストライクゾーンで打たれた。「ストライクからボールになる球を意識していた。だけど意識と投球が一致しなかった」。CSの先発ローテは4、5番手の位置にいる。決戦まで2週間ある。「監督から、ありがたい言葉をいただきました。プラスにしていきたい」。この日の財産を大一番で還元する。