<パCSファーストステージ:オリックス1-2日本ハム>◇第3戦◇14日◇京セラドーム大阪

 CS初の野手出場した日本ハム大谷翔平投手(20)が無安打も、ファイナルS進出に歓喜した。

 第1戦で先発登板して白星を挙げ、中2日で「5番DH」で出場。3三振を含む5打数無安打と沈黙した。「個人の結果は関係ない。勝てれば、何でもいい」。今日15日に開幕するソフトバンクとの大一番も最大6試合、この日と同様に起用される見込み。1勝のビハインドがあるだけに「まず初戦を取れるように。しっかりやりたい」と自覚十分だった。

 ▼第1戦で先発勝利の大谷が5番DHで出場。同一年のポストシーズンで投手と野手の両方で先発出場は、日本シリーズの54年大島信雄(中日)以来、60年ぶり2人目。西鉄と対戦したシリーズで、大島は9番投手の第3戦で敗戦投手となり、第4戦での代打を挟み、第5戦で5番右翼、第6戦で5番左翼で先発出場した。