近い将来のメジャー移籍を希望する広島前田健太投手(26)が15日、契約更改交渉の場で再度思いを伝える考えを強調した。東広島市内で「広島県スポーツ振興チャリティーゴルフ大会」に参加。スケジュールの都合もありこのオフはまだ球団側と1度も話し合っていないエースが、言葉を選びながら説明した。

 「報道でしか知らないし、まだ1回も話し合っていない。まだ何とも言えないです。オフにしか話す機会もないので、自分の考えを伝えられたらと思います」

 今週中にも下交渉を行い、本交渉に臨む。チームで唯一、契約未更改だが「決まりがあるわけではないし、年を越したからといって、もめているわけではないので」と越年の可能性も示した。球団側は今オフのポスティング制度の利用を認めない方針を固めており、来オフ以降のメジャー挑戦を視野に、交渉のテーブルにつく模様だ。