ハイピッチ調整で正捕手を完全奪取だ。広島会沢翼捕手(26)が4日、マツダスタジアムで「打ち始め」を行った。15年初の打撃練習を、同僚の上本とともに午前9時から開始。昼すぎまで約3時間半、みっちり汗を流した。三が日は「家族と1日過ごせることも少ないので」と家族サービスに徹したが、この日からモードを切り替えた。

 キャンプインを逆算しての始動だ。「例年より早めですね。2月1日に合わせるように、ということも言われている。まずはそこに、しっかり仕上げていかないといけない」。早めに仕上げるため、今月8日からは梵らとのグアム自主トレに参加する。昨年は65試合に出場し打率3割7厘、球団史上4人目となる捕手での10本塁打もマーク。背番号も27番に変わった会沢が、飛躍の1年にするべくスタートを切った。