中日高木守道監督が、西岡や日高の獲得が秒読みの阪神に先制パンチ。

 「西岡は阪神やロッテは行きたくないって話を聞いとったんだけど。(年俸)3億だって?

 結果出しての3億ならいいよ。そんなことやっとるから(日本球界が)ダメなんだ」。

 まずは西岡に出した2年契約6億円(推定)の条件にかみついた。

 続けて「手強い?」の問いにも首をひねった。

 「ロッテにいたころの西岡ならね。前のような力を出せるか。(評論家時代に見た西岡は)走って打って、いい守備をしとったよ」。

 日高については。

 「今の阪神の捕手陣を見たらプラスでしょう」。

 再び話題を西岡に戻し。

 「平野がかわいそうだね。一昨年まで、ほんとよう頑張っとったよ。守備の身体能力はズバ抜け取ったで」。

 さらに阪神中村GMがオリックス球団本部長だった07年オフ、平野が放出された話題にも反応。

 「相性の悪い人に追いかけられてんだ」。

 話題変わって。18日は初めて練習中のBGMが流れなかった。これまではAKBや浜崎あゆみ、サザンオールスターズなどのイマウタが流されることがほとんどで、高木監督のリクエストで70~80年代の演歌特集も2日間あった。だがこの日は突然、終日無音での練習に…。

 「だって最近の若い子の歌はようわからんもん。(歌手が)しゃべっとるヤツに曲がついとる感じやろ?」。

 しかし監督の希望で流していたド演歌の「傷だらけの人生」こそ、歌の合間に鶴田浩二がしゃべるセリフが入りまくり。

 「いや、あれはあのセリフがいいんですよ!」。

 自分のことはタナに上げ、豪快に笑い飛ばしていた。