東京遠征中の日本製紙石巻(宮城)野球部の22人は15日、静岡県富士市の同社富士工場に移動し待機することになった。木村泰雄監督(49)は「遠征も長くなって、ホテルも節電等があり移動を決めました」と話した。宿泊先の八王子市内のホテルを15日午前に出発、富士工場の独身寮に移る。家族の安否確認ができない選手、スタッフ9人は「少しでも(石巻の)近くに行きたい」と13日、バスで石巻に向かった。14日午後5時過ぎにはその一行から「仙台を過ぎて利府まで来ました」の連絡が入った。木村監督は「なんとか石巻にたどりついてくれれば」と話していた。