プロOBが大学生に技術指導を行う冬季特別トレーニングが6日、川崎市の巨人室内練習場で行われた。今秋ドラフトの上位候補、東海大・伏見寅威(とらい)捕手(3年=東海大四)は、外角の球を強く打つ方法をプロで2度首位打者に輝いた篠塚和典氏(54=日刊スポーツ評論家)に質問。「流そうと思うと打球が弱くなる。バットのヘッドで球を包むようにセンターへ打てばいい」と回答を得た。伏見は「外を引っ張るのはどうすればいいのかと思っていたが、詳しいことを教わってイメージがついた」と納得の表情を浮かべた。昨秋は大学日本代表候補入りし、今季は主将に就任。「打撃も魅力ある捕手になりたい」と念願のプロ入りに思いをはせた。