<東京6大学野球:慶大13-2東大>◇第2週最終日◇20日◇神宮

 東大が、リーグワーストタイとなる70連敗を喫した。先発の辰亥由崇投手(3年=高松)が5回2失点と粘り、9回には内野ゴロの間に今季初得点を挙げたが、2-13で敗れた。70連敗は87年秋から90年秋にかけて東大が記録して以来。10年秋の早大1回戦で、日本ハム斎藤(当時早大)に勝利して以来の連敗となった。

 東大は力投する辰亥を打線が援護できなかった。8回までわずか1安打。9回無死満塁から2つの内野ゴロの間に2点を返すのがやっと。昨秋最終週の立大戦以来の得点だったが、浜田一志監督(49)は「最後の2点はもらったようなもの」と厳しい表情。「投手は持ちこたえられないし、守備も(失策の)連鎖でいいところが1つもない。悔しくて仕方がない」と唇をかんだ。